ワインを買いにスーパーに走る私

夜赤ワインを飲むのが私の楽しみ。

チーズとか簡単なおつまみを作ってワイングラスをゆらゆらしながらゴクン「あー幸せ」と。

今日はテーブルを出してベランダで飲もうと決めていた。

家族は「どうぞご勝手に」という感じで皆大人なのに一緒に飲んでくれる人は誰もいない。

主人はアルコールを受け付けない体質、息子と娘はそこそこ飲めるけど家では飲まない。

「自由にやらせてもらいます」と言わないまでもこのワインタイムを一人で楽しむ私。

「えっ!」冷蔵庫を開けるとワインが「えっ!ない」。

谷底に落ちていく感じ「キャーー」。

時間はもう9時半を過ぎていた。

隣のスーパーの閉店は10時だ。

「急がねば」と上着を素早くはおり靴下も履かずに走った。

ワインを無事カゴに入れた瞬間、出てくると時に見た旦那の顔が浮かんできた。

わざわざ買いに行くほど飲みたいのかと呆れた顔をしているように思えた。

トイレットペーパーを一つカゴに入れ「これで大丈夫、やれやれ」と思ったけど、それでもやっぱりあの目で見てくるに決まってると何だか不吉な気分だった。

仕方なく家族の分のエクレアを3つ買った。

帰ってエクレアを皆に配ると喜んでいた。

ワインを買いに行ったことには誰も触れなかった。

別に買いに行ったっていいのに「何だろう私は」と自分にこそ呆れる。